魔法少女は天然ちゃん?


「ねぇ!なんでこんなところにいるの?
あなたたちがいて良い場所はここじゃないわ
一般市民を危険に晒すようなら容赦はできない。
覚悟はできてるわよね?」


あたしら鎌鼬に向かって言葉を発した


だけど鎌鼬からは返答はない
代わりに凄まじい風があたしを襲う



ちっ…!!
言葉じゃ通じないか


あたしはとっさに結界を張った


そこで印を結ぶ


鎌鼬に所持系の魔法で立ち向かうのは
ちょっと無謀
接近戦になって不利なのはこっち
だったらいっきに叩き込むまで!!



勢いよく手を地面につき叫ぶ

「絶対零度!!」


あたしが魔法を発動させた瞬間
あたり一帯が氷の世界へと変わった


「ごめんね」


再び印を結び
「砕」
小さく呟いた


次の瞬間
鎌鼬を凍らせていた氷は
跡形もなく砕け散った



でもどうして?
普段はこんなとこにでてこないのに…


戦ってる最中思った
普段と瞳が違うって
まるで誰かに操られているような…
そんな自我意識のない瞳


いったい誰がなんのために…



とりあえず今日は帰るか…

「瞬間移動」


あたしが呟いた瞬間
学校には誰もいなくなっていた







 
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