魔法少女は天然ちゃん?
「学校まで調査に行ってたんだけど
そこで鎌鼬と遭遇したの…」
「鎌鼬!?」
驚きを隠せない大翔にあたしは続ける
「そう、鎌鼬。
普通ならこんなとこに出てくるはずがないのはあたしも分かってる。
それより気になったことがあるの…」
あたしはそういって言葉を区切った
ここから先は言っても良いものだろうか迷ったからだ
そう思ったあたしの考えは大翔には読めたみたいで
「大丈夫。他言はしないから。」
あたしは覚悟を決めて言った
「まだあたしの推測の域でしかないんだけどね…
あの鎌鼬、誰かに操られてたのかもしれない。
瞳が普通のと違う気がしたの
話もまったく通じなくて…
学校なんかに出てくるところもおかしいし
何か裏があるんじゃないかって…」
そこで言葉を紡ぐ