君に伝えたくて
第1章 君との出会い

誕生

『恋したい!』『彼氏欲しい!』
高校生になると、みんなが口にする
でも正直、私はそうは思わない。
だって1人でも困らないし、相手に
気を遣わないといけないでしょう?
 
今日から高校生、中本優衣
それが私の名前。
高校なんて将来就職するための通過点
だから彼氏を作るより3年間を勉強に
捧げた方が良いに決まってる。
でも、そう思っているのは私だけの
ようで。

「恋したーい!!」
そうほざいているのは中学からの友人
長谷川奈央
「何で?いても暑苦しいだけじゃない」
「優衣はやっぱりひねくれてるね」

元々私もこんなのじゃなかった
 
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