君に伝えたくて

もうすぐクリスマスということもあり
街はキラキラ輝いている。
友達は彼氏とデート。でも私には関
係ない、大体何でキリストの誕生日
を祝わなければならないの。

「瑠衣・・・?」
「は?」
「あ、なわけないか・・・」
街をぶらぶら歩いてるとビラ配りを
している男に話しかけられた。
『瑠衣』って誰よ
何かキモい!

「あ!待って!お姉さーん!1人?」
「いえ、彼氏待たせてるので」
「嘘だね。男いないって顔に書いて
ある」
グハっ!なんなんだこの男は?!
なぜ分かる?そんな心の声が聞こえ
たのか、男はにっこりと微笑んだ。
「暇な時に連絡して」
渡されたのは『高野亮』と連絡先
が書かれた名刺
「こんなのいりません!」
すると今度はコートのポケットに入
れられたので渋々受け取った
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