桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
まだ幼稚園生だったんだよね。
今となっては良い思い出だけど。
って、何で廉くんとのこと思い出してんのよあたし!
忘れるって決めたのは誰?
あたしでしょ!!
あー、もうあたしってばか。
思いっきり廉くんに未練タラタラじゃんか。
「はぁー。」
「もう、何ため息ついてんのよ~。何のためにここ来てんの?気晴らしのためでしょーが。」
そしてもう一回深いため息をついたら、
ポカッ。
「いでっ。涙痛いな~。何すんのさバカー。」
「桜が真っ暗な顔して後ろ向きだからよ。」