桜色の恋~3ヶ月の幸せ~




少し前、ちょうど廉くんと別れてから一週間がたった頃、美奈に聞かれたことがあったんだ。



「ねえ、。本当にこのままでいいの?」



「何のこと~?」



なーんて。


ほんとは自分が一番分かってるくせにね。



「何のこと?とぼけないでよ!どうしてそうやって無理して笑うの?やめてよ。私の前でまで強がるのさ。」



「ふふっ。どうして分かっちゃうかな~。だ、てさ、自分で決め、たことなのにおかしい、よね。うっ。ぐずっ。」



「いいよ。泣きなよ。言ったじゃん、あたしの前でまで強がんないで良いって、ね?」



「う、うええぇーーーーーーん。ぐすんえーん。どうしてあたしだったんだろう!なんで、何で病気になったのがあたしなの?えーん。」



そういって大泣きした。



< 107 / 202 >

この作品をシェア

pagetop