桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
そんなの。
「戻りたい。出来るならもどりたいよ、あの頃に。
でももう遅いの。知ってるんだぁ~廉くんには新しい彼女が出来たこと。
すっごく可愛かったなー。
それに、廉くんの幸せはあたしと居る事じゃないの。
だから、もう少しだけ、いや、今日だけはまだ廉くんのこと好きで、いて、も、良いか、な?」
「そんなの、良いに決まってるよ。
でも、私はたとえ誰と廉くんが付き合おうと、一番お似合いなのは廉くんと桜だと思ってるから。
それに、廉くんの幸せは、きっと桜と居ることだと私は思うけどね。」
「ううっ。そう言って、もらえるだけで、十分、だよ。あり、がと。」
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あの後あたしたちは周りの目なんか気にしないで泣いた。
美奈もあたしなんかのために泣いてくれた。
ありがとう。