桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
あたしの叫び声に廉くんはビクッとした。
「違うよ廉くん。今の涙はいやだったからじゃない。うれしかったの。」
「ってことはじゃあ、「ううん。付き合うことは出来ない。」
そう、出来ないんだよ。
あたしは廉くんの幸せのために別れを選んだのに、ここでまた付き合ったら意味が無いじゃない。
「なんで、だよ。桜も同じ気持ちで居てくれてるんだろ?」
そうだけど、そうだけど。
「今から言うこと、大切なことだし嘘じゃないからだから信じてね。」
すぅ。
深呼吸をしてから廉くんの顔を見て話し始めた。