桜色の恋~3ヶ月の幸せ~




あたしの叫び声に廉くんはビクッとした。



「違うよ廉くん。今の涙はいやだったからじゃない。うれしかったの。」



「ってことはじゃあ、「ううん。付き合うことは出来ない。」



そう、出来ないんだよ。



あたしは廉くんの幸せのために別れを選んだのに、ここでまた付き合ったら意味が無いじゃない。



「なんで、だよ。桜も同じ気持ちで居てくれてるんだろ?」



そうだけど、そうだけど。



「今から言うこと、大切なことだし嘘じゃないからだから信じてね。」



すぅ。


深呼吸をしてから廉くんの顔を見て話し始めた。




< 123 / 202 >

この作品をシェア

pagetop