桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
「いいから目つぶってて。」
少し怒り気味に言われたので言うことを素直に聞くことにした。
「はい 目あけていいよ。」
そう言われ目あけてみると、そこには桜の大きな木が一本立っていた。
「うわ大きな桜の木。」
まだ桜の花は咲いてないが咲いたらとても綺麗なんだろうと思った。
そしてどこかで見たことがある気がした。
そうだ。
病気だと言われた時にショックで倒れたときに見た夢の中でだ。
廉くんが居なくなってしまう夢だったんだ。
私は怖くなってしまった。
「ね、廉くんはもういなくならない?」
少しおどろいたようだったが、廉くんはこう言った。