桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
キーンコーンカーンコーン
「席つけー。えー、さっきも言ったように5時間目は野崎から話があるそうだ。野崎、前にでろ。」
「はい。」
すると廉くんが来て車いすを押してく
れた。
教卓の前までお願いしてそこからは支え
ながらだけど歩かせてもらった。
「もう、平気?」
「うん、ありがとう。」
自分の足で立ててるそのことに感動しつつ
も、何から話そうか迷っていた。
やっぱり病気のことからかな?
みんなの視線はあたしに向いている。
大きく深呼吸をして話し始めた。