桜色の恋~3ヶ月の幸せ~


美奈の家までは、徒歩で10分ぐらい。

後は、目の前の曲がり角を曲がるだけ、
そう思い走りだした瞬間。

ふらっ。

ううっ、やばいかも。

目眩がしたと思ったら世界が逆になった。

おばちゃんが通りかかったのが見えた。

そこに無意識に手を伸ばして、


「……たす…けて…。まだ、生きたい……。」


そこで意識が途切れた。

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