桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
「んっ。」
眩しい光に包まれて目が覚めた。
ここは、病院?
そうだ。
最後の時間もらったんだった。
何か右手に違和感が。
見てみるとなんと廉くんが握っていてくれた。
ふふっ。
何だか寝顔をみるのが久し振りすぎて思わず笑みがこぼれた。
「可愛い。何もかも、ありがとう。大好き。」
そういいながら頭をなでていると、
「んんっ。さく、ら?ははっ。何だか頭おかしくなっちゃったみたいだ。桜が起きて居るだなんて。寝ぼけてんのかな。」
「ふっ、あは、あはははは。廉くんってばおっかし~。あたしだよ?桜だよ。」
「ふえっ?ほ、本当に桜か?うわっ、先生呼ばないとっ。」
廉くんってば、慌てすぎだよ。
笑いが止まらないっ。
ガラッ。