桜色の恋~3ヶ月の幸せ~





「いや、平気だけど、」



そう言いかけるとそばに寄ってきて、


ギュー


っと抱きしめてきた。



「桜、可愛すぎ。あー、やばいかも。」



え、え、か、可愛い?!


ぼっっ。


さっき赤くなった顔がますます赤くなった。



「廉くんのほうがかっ、格好いいもん。」



照れ隠しのためにもそう言った。



「いっ、行くぞ。」



「あ、うん。」



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