桜色の恋~3ヶ月の幸せ~





「お母さん………あたしを…産んでくれてありが…とう……優しい…お母さんも……怒ったお…母さんも……大好きだよ。…お父さんと…仲良く……ね。」



「ううん…お母さんこそ、。お父さんとお母さんのところへ…生まれてきてくれて………ありがとね。お母さんも桜のいろいろな顔が、好きだよ、。」



…お母さん……。



「お父さん……小さい頃は…なかなか遊んで…くれなくて…仕事ばかりのお父さんは……嫌いだったけど…今は大好き……だよ…。普段は…あまり照れて言えないけど………ありがとうって……思ってるからね………。お父さん…お母さんの…こと…よろしくね……。…大好き。」



「ああ、ごめんな。構ってやれなくて、。お父さんも大好きだよ。お母さんのことは……任せておきなさい。」



……お父さん……。



我慢していた涙がとうとう流れてしまった。


他のみんなもそうだった。


廉くんはというと、抜け殻のようになってしまっていた。



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