桜色の恋~3ヶ月の幸せ~




その手はかすかに震え、何かを握り、涙で顔がグチャグチャになってる。



「??」


俺が不思議に思っていることが伝わったのかゆっくりと話し始めた


「桜からの、最後の手紙よ。ラブレターですって。読んであげて。」


「ーーーーーっ!?!?」




驚きすぎて、涙が一瞬止まったような気がした。


でも次の瞬間涙がさっきよりも多く流れだしてきた。


手紙を持つ手が、震える。


でも、なんだか桜が読んでくれ、と言っているような気がした。


震える手を抑えながら『廉くんへ』桜らしいかわいい丸文字で書いてあった





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