桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
なんだかわからないけど、涙が止まらない。
「ふえっ。ふっ。」
「えっと、ー、何で泣いてるの?
桜さ、何か勘違いしてない?」
「ふえっ、勘、違い?」
「そう。俺が言ってるのは
告白じゃなくて、キスのことだよ?
もしかして桜告白と勘違いしてるんじゃない?」
き、す。
あたし、なんで泣いてたのかわからないけどでも、今の一言で落ち着いた。
てゆーか、わからないことだらけ過ぎるなあたし。
「あの、その、無理やりだったから。
その、さっきのは取り消して今から
もう一回キ、スしようか、と。」
「はいっ。」
「じゃあ。」
チュ。
初めは触れるだけのキス。
次はちょっと深いキス。
「んっ。あっ、ん。」
声が漏れてしまった。