桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
「2、3時間で終わりますよ。それじゃあ、桜ちゃん。行こうか。」
でもそんなに掛かるんだ。
不安だな。
「桜、大丈夫よ。」
あたしの気持ちがわかったのかお母さんはそう言ってくれた。
「うん…。」
そう返事をして先生について行った。
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それから数種類の検査を受けた。
そして検査結果が分かり次第連絡が来るとお母さんは言っていた。
それから家に帰って携帯の電源を入れてみると、なん10件もの通知が入っていた。
そのうち7件が電話で、そのほかはメールだった。
その連絡はすべて同じ人物からだった。
廉くん。
でも、その日は疲れて返事をするのも忘れ携帯を片手にそのまま寝てしまった。