桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
狂ったようにあたしの名前を連呼している。
「美奈、大丈夫だよ。ゆっくり話して?焦らなくて良いから。」
そういうと少し落ち着いた様子で、
「桜…がいなくなっちゃいそうで………怖い。あたし桜いなくなったら…グスン…だめっなのにっ。何にも出来ないよぉー。」
美奈…………。
そうだ、美奈にはしっかり言っておかなくては。
ふぅーと深呼吸をして、美奈の顔をこちらへ向かせた。
「美奈、今から言うこと、しっかり理解して、受け止めてね。」