桜色の恋~3ヶ月の幸せ~





ピピピピっピピピピっ



「んあ?ふわぁー。もう朝?」



いつの間にか寝ちゃってたんだ。


なんか最近こういうこと多すぎる。


その前に今何時……。



「……………………………8時ー?!」



やっばーい。


遅刻しちゃうよー。


これ何?!デジャブ?デジャブなの!?


一気に眠気なんて吹っ飛んでった。


髪縛って、あぁー朝ご飯食べてる時間がない。



「行って来ます!」


あたしはトーストを口にくわえたままそうさけんだ。



「はいはい。もう、朝早く起きないのがいけないんじゃない。あっ、薬持った?」



そりゃそうだけどっ。



「だって起きれないもんは起きれないんだもん。ん。薬は持ったよん。じゃ、遅刻しちゃうー。」



「走っちゃだめよー。」



なんて後ろから聞こえたけど無視無視。


あたしは久しぶりに思いっきり走った。



「はあはあ。セーフ。」



何とかチャイムまで残り5分前に門の前
についた。


そのままの勢いで、教室までまた走った。


ガラガラ


息を切らしながら、席に着くと横から何か怖い雰囲気を漂わせてる子が一m



「ちょっと桜!走っちゃだめじゃない!」


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