桜色の恋~3ヶ月の幸せ~





と思いきや、その直後にドアが開いた。


しかも乱暴に思いっきり。


ガラガラ


その瞬間クラス中がその音の方を向いた。


あたしは、反射的に下を向いた。



「おい。桜今のどう言うことだよ。」



とても低い声が聞こえてきた。


怒ってる。


そう思った。


その声の持ち主は、…………………廉くん。


美奈の顔を見ると、終ったと顔に書いてある。


廉くんはそのまま言葉を続けた。



「おい説明してくれょ。来い。」



そう言って教室から出ていく廉くんの後を追った。











そうして連れて来られたのは中庭。



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