桜色の恋~3ヶ月の幸せ~





あたしが口を開く前に廉くんが、声を出した。



「おい。桜、さっきのなんだよ。足怪我?本当かょ俺に黙ってたのかょ。」



あたしは廉君の言葉を無視して、深呼吸をした。


そして、こう告げた。



「………………別れよう。あたしたち。」



それからしばらくの時間がったように感じた。


それが1分だったか、5分だったか分からない。




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