エンドレス・ストーリー3



ミーユン<ついて来て欲しい>



ミーユンの一言に、



早乙女はついて来た。



ハヤテと桐花と鈴花を巻き込んで。



ハヤテ<俺達がついて来ていいのか?>




桐生院を出て、ハヤテはミーユンに尋ねた。




ミーユン<?>




ハヤテ<俺達は、邪魔じゃないか?>



ミーユン<別に>



ミーユンは素っ気なかった。




鈴花と桐花は、無言。



早乙女は無言。



ハヤテ<―――――――――――――――>




俺が主導権を握るか。



ハヤテ<どこに行くんだ>




ミーユン<お前たちも、知りたいだろう?>



ハヤテ<何を>




ミーユン<十年前の出来事>



ハヤテ<教えてくれるのか?>




ミーユン<無口な奴だと思った>




ハヤテ<そう?>




ハヤテはイタズラめいた表情だった。



ミーユン<ついた>



ミーユンは足を止めた。



桐花<意外と、近いのね>



桐花は呟いた。



ハヤテたちは、



とある屋敷の前にいた。
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