エンドレス・ストーリー3


海とハヤテだけは理事長室に残っていた。


海<オレらのせい?みんなが巻き込まれたのは>


真依<いえ、運命です>


ハヤテ<――――――――――――>


真依<貴方たちは、鎖で繋がれてる>



<<――――――――――――!>>



海<何で!>



真依<私も知りませんよ>


ハヤテ<―――――――――――――――>



真依<忠告しておきます>



真依は海とハヤテに言った。



真依<貴方たちは、鎖で繋がれている。逃げられないほど強く、触れられるほど近い>


海<逃げられないほど強く>



ハヤテ<触れられるほど近い>



真依<鈴花ちゃんのところに行ってください>



海<違うよ、真依さん>



ハヤテ<鈴花たちのところに。仲間なんだから>



海とハヤテはそう言って、理事長室を出た。



真依<やれやれ>



真依は呟いた。



真依<困った人たちです。だからこそ、逃げないほど強いんですね>



――――――――――――



真依<結び付きが>
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