エンドレス・ストーリー3
真依<そして>


真依は呟いた。


真依<彼らを取り巻く戦いは、更に苛烈な戦いです>


雪乃<強いですね>


<そうですよね?>


いきなり声がした。



雪乃<だれだ!>



雪乃は氷を展開する。



<いきなりですね>


女の子の声だ。



雪乃<姿を見せろ!>



<わかりました>



姿を現す。



そこには、


茶髪を二つに高く結び、菜の花の和服を纏う少女だった。


雪乃<誰だ!>



<わたくしはキクリ>


少女は言った。


<わたくしの元に参ってください>



雪乃<理事長>



真依<わかりました。雪乃さんもいいですか?>



<わたくしのリーダーは会ったことがありますし。いいですよ、高見雪乃>


雪乃<――――――――――――>



なぜ、私の名前を。



雪乃は疑問を抱えながら、少女についていく。



知るために。







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