エンドレス・ストーリー3



外には、男がいた。




アリス<あれさ、生きてるよな?>




エリ<ぴくりともしてないよ>





斗真<そうですね>





サラ<リンちゃんが近づく>




斗真<よし!>



リン<あの、>





鈴花は男に尋ねた。



<――――――――――――――――――>





男は石のように固まっている。




アリス<生きてるよな?>





海<わかんないって>





斗真<静かに!>





リン<あの!>





<――――――――――――>





リン<水よ>




鈴花は男に水をかけた!





健斗<え、ちょっと?>




麗<―――――――――――――――>





<何用です?>





男は言った。




男は、ねずみ色の髪に、黒い服という独特な雰囲気だった。





リン<それは、わたしの台詞です。わたしを無視していたんですか>





<小鳥のさえずりと思いました>





リン<―――――――――――――――――――――!>





斗真<桐生さん、挑発です>




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