リア充は爆発しちゃえ\(^q^)/
電車に乗って、バスに乗って、その間見たリア充は43匹と頭に記憶しながらも学校についた。
幸い性格の良い絆菜は女友達にたんと恵まれ、恋人など別に要らなかった。
で、ぼっちと呼ばれる部類に入った絆菜はリア充を見るたびイラついてきた。
何故かは知らないが。
大好きなディズニーランドに行っても、あまりのリア充の多さに嫌気が差し、その日の日記にリア充爆発しろと書いてしまった。
以後、ディズニーには行っていない。
入学式の式場に入ると、もうだいぶん席が埋まっていた。
式が始まる。
そんな賢い高校でもないし、頭が悪い訳でもない普通の高校に入った割りに茶髪が多い。
理事長の下らない長話が終わり、新入生代表みたいなところで腰パンに茶髪とか言ういかにも頭の悪そうな奴が壇上に上がる。
「あー、俺、神無月光な。宜しく。入学してやりたいことはー、まぁ普通に過ごす事か。
あ、俺リア充だから。宜しく。」
リア充??
その言葉に反応した絆菜は、心の中でアイツコロスと毒づいた。
リア充は私が駆逐する、と、出来そうにもない大層な夢を胸に抱く絆菜。
恐れるのは、その行動力と実現力にあった。