意地っ張りな2人
by美奈
チャイムが鳴り下校の時間
「やば!早く行こう!」
「ちょ、待ってよ笑美ー」
トン!
「あ!ゴメン…」
「美奈ー?大丈夫?」
「うん…ゴメンなさ…って赤石かよ!」
こいつは赤石流星
バスケットボール部の元キャプテン
運動神経抜群で明るくてクラスのムードメーカー。
学校一モテている。
だけど!私は大っ嫌い!
「ゴメンな。」
「ってか、何で赤石残ってるの?」
「お前らは?」
「笑美は今から美奈とデート♡で、赤石は?」
「ちっ!美奈に荷物持ちさせようと思ったのになー」
「はぁ〜?ムリ!ってか名前で呼ぶな!
行こ!笑美!」
「あ!うん。じゃね、赤石」
「マジうざい!」
「ねぇー美奈。
…赤石って美奈の事、好きなんじゃないの?」
「はぁ〜?冗談もいい加減にしてよね。
ってか私あいつ嫌いだから。
うるさいし。ムカつくし。うるさいし」
「はいはい。お似合いだと思うけどなー。美男美女で!」
「お世辞ありがとうございます。」
「お世辞じゃ、」
「はいはい。行こう!」