意地っ張りな2人
「はぁはぁ。どこにいんだよ!!」
はっ!
俺は、ひらめいた。柚が本当に俺の事が好きなら、あの場所にいるんじゃねーか?っと。
俺はその場所まで走った。
ギシーッ
重い汚い壊れたドアを開けると、案の定、柚と光がいた。
2人はこっちに気づいた。
「滝!!」
「なんで、滝が?」
「はぁはぁ、ごめん。ちょと話がしてー。」
「…ごめん、光…先言ってて…」
「大丈夫か?柚?先戻ってるな!」
お互い、呼び捨てになってた。
昨日までは、上の名前だったのに…
「どーしたの?」
「あのさ…ごめん!!」
「ーーーっ!どうしたの?いきなり?」
「柚の友達、佐紀って奴に聞いたんだ。
お前の気持ち…」
「え⁈」
「あのさー。遅いと思うけど、俺。ずっと、「やめて!!」
「え?!」
「やめてよ!」
久しぶり柚の大声。
大声を出す時は大体怒りながら…泣いてる…
「やめてよ…ぐすっ。私、光と付き合っうことになったの!
だから、滝の気持ちなんか聞きたくないし、あんたなんか、幼馴染しか、みれない!!ヒック…
遅い…よ…。どうして…」
ギシーッ
「ヒック…光…」
「…」
「滝、もういいか?」
「え?いや、待…」
「俺の彼女をまだ泣かせるき?」
「いや、やっぱり何にもね。」
「なら、もう行くな。」
最後に見えたのは、光に手を惹かれ、
泣きながら、俺の大好きな笑顔を見せた。