私の想い人
「ったく、お前ら。やっぱ見せつけるために呼んだんじゃねぇだろうな」

あれ?

4人でいちゃついて、私は冬の風みたいな凍える心で歩いてると耳慣れた声。

「りゅーくん?」

何でりゅーくんもいるんだろう?

「あ、悠ちゃんもいたんだ」

「う、うん・・・・・・」

もしかして、昨日の子も一緒だったりするのかなぁ。

それは嫌だよ・・・・・・。

そうだったら私絶対泣いちゃうよ。

「昨日の子はどうなったの?」

美月お姉ちゃんの言葉に私はドキドキ。

昨日の子って絶対あの子の事だよね。

「昨日の?」

「うん、手紙の子」

「あー、最初から断るつもりだったし、その通りに断った」

あぁ、そうなんだ。

よかったぁ・・・・・・。



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