この声がキミに届いたら
キミへの想い。


萌空side


今日も重たい目を開け起き上がる。

そして玄関先にいるキミの笑顔

太陽のように眩しくて温かくてあたしを照らしてくれる。

『萌空、はよ』

『拓馬おはよ』

ずっと好きな拓馬。幼なじみで毎日朝、迎えに来てくれる

『学校いこーぜ』

『ほーい』

ただ隣に歩いて拓馬と話す。

それだけ、別に手を繋ぐとかそーゆうのはない

ただの幼なじみだから。

告白…はしない

この関係をくずしたくない

拓馬が隣からいなくなったら怖いの

不安だから

このままでいる

『萌空?』

『………』

『萌空!』

『ぁ、ごめんごめん』

『どーした?考え事?』

『ううん!なんもないよ』

拓馬の事考えてたんだよ

そんな事言ったらキミはどぅする?

きっと、拓馬は優しいから…ありがとって言うだろうね、

『…げほっ、ごほ、ぅ…ぇごほ!』

やば、なん…っかくるし…っ

『萌空!?大丈夫?』

『…ぅ、っん』

『病院いく、?』

『大丈夫だよ…っ!』

『そーか?』

『ぅん!』


風邪かな…

この時、何かいやな予感がした

拓馬に迷惑かけたくなかったのに、なんで病院にいかなったんだろう。

迷惑かけてごめん…
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