この声がキミに届いたら


拓馬side

体育の時間に違うチームの萌空が倒れた。

やっぱな…風邪か

萌空のところへいったら

とっくに同じクラスの翔が萌空を運んでいた

急いで保健室へ行くと翔しかいなかった

『翔、萌空は?』

『意識なくて、病院いった…』

『…は?』

『…お前、今日アイツと学校来たろ!?異変とかきづかなかったのかよ!?』

『…ひどいせき、してた。アイツ大丈夫ってゆうから簡単に流しちゃった…』

『てめぇ、それでもアイツの幼なじみかよ』

『なんだよ、萌空の事好きなのかよ』

『ぁぁ、拓馬もだろ?』

『はっ、俺はちげぇよ』

好きだ。

アイツが、萌空が

誰にも言っていないこの恋。

こんな奴に言うのがもったいない

『俺、病院いくから』

そう吐き捨てて病院へ走った

萌空の病室へいくと萌空は魂が、抜けたかのように静かだった

明るい萌空が、

『萌空!』

萌空は一瞬こっちを見てまた外を見てしまった

ドアが開いて先生が来た。

『こんにちわ、萌空さんの担当の杉山です。詳しいお話をします』

『お願います。』

『萌空さんは病気です。』

『なんの…?』

『…それが、白血病です。』

『病気?ざけんな!てめぇ医者だろ!?治せよ医者なら治せよ!』

『落ち着いてください!怒鳴ったって、何かになりますか?』

『すいません…』

『貴方は萌空さんを、ささえてあげてください。萌空さんにはご両親がいません、なので唯一幼なじみの貴方がささえてあげてください』

『……わかりました。』

『ねぇ、拓馬、あたし病気なんだね』

『…大丈夫だよ』

『何が大丈夫なの…っ!?』

『……………なぁ、』

『俺たち、幼なじみやめにしようか?』

『ぇ、なんで?あたしの事嫌いになった?』

『違う!』

『じゃぁ、なんで?』

『…好きだ、』

『………ほんと?』

『本気』

『….っあたしも!』


大丈夫、俺が支えるから…

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