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約束
■ □ ■ □
「ってなわけで、もうラブラブなんです!」
『……あっそ』
パソコンの画面の向こうでは那由多さんが実に迷惑そうな顔してた。
貴一さんとうまくいったことの報告も兼ねて那由多さんに連絡を取ると、報告のつもりがついつい惚気話になってしまったわけで……。
(そういえば森川先生に報告した時もこんな反応だったなぁ……)
たぶん今の私、めっちゃウザいな。
自分でもそう自覚する。
けど、幸せ過ぎてどうしても頬がだらしなく緩んでしまうのだから仕方ない。
『それはそうと、貴一君にもう話したの?あのこと……』
「……うっ」
『まだなの?早く話しなよ。後で邪魔されるのも迷惑だから』
それだけ一方的に言うと、那由多さんは接続を切った。
画面の前で私はひとり、はぁっと溜息を吐いた。
(あのこと……貴一さんに話さないとなぁ……)
……実をいうと、貴一さんにずっと言えなかった話がある。
「ってなわけで、もうラブラブなんです!」
『……あっそ』
パソコンの画面の向こうでは那由多さんが実に迷惑そうな顔してた。
貴一さんとうまくいったことの報告も兼ねて那由多さんに連絡を取ると、報告のつもりがついつい惚気話になってしまったわけで……。
(そういえば森川先生に報告した時もこんな反応だったなぁ……)
たぶん今の私、めっちゃウザいな。
自分でもそう自覚する。
けど、幸せ過ぎてどうしても頬がだらしなく緩んでしまうのだから仕方ない。
『それはそうと、貴一君にもう話したの?あのこと……』
「……うっ」
『まだなの?早く話しなよ。後で邪魔されるのも迷惑だから』
それだけ一方的に言うと、那由多さんは接続を切った。
画面の前で私はひとり、はぁっと溜息を吐いた。
(あのこと……貴一さんに話さないとなぁ……)
……実をいうと、貴一さんにずっと言えなかった話がある。