お嬢様の恋愛模様♡
「あのー、お取り込み中の所すいませーん。」
その声に金髪さんに抱きしめられながら振り向く・・。
すると、赤髪の人が言った。
「お二人は、どういう関係で・・?」
その質問に同感と言うように他の三人も頷く・・。
どういう関係か・・。
どういう関係だろう・・?
私と金髪さん・・。
考えていると、ふと我に返る。
何で私金髪さんに抱きしめられてるの?!
急いで離れると、金髪さんも困ったような顔をしていた。
「俺達、どういう関係だ・・?」
「さ、さぁ・・?」
どうして私金髪さんに抱きしめられたりしてたんだろう・・?
私も腕まわしたりしちゃったし・・。
頭の中が混乱していて何がなんだか分からなかったから・・?
ただ彼の腕の中は落ち着いたから・・?
ん?待てよ・・。
なんで彼の腕の中は落ち着くんだ・・?
考えても考えても、頭の中は混乱して行くばかり・・。
やばい・・。
心拍数がハンパない・・!!
恥ずかしい・・。
どんどん顔が熱くなって行く・・。
そんな私達を見て余計に訳が分からないと言うような顔をする四人。
「まぁとりあえず、ここ出るか」
金髪さんの提案に納得がいかないと言う様子だ。
だけど、
「後でちゃんと説明しろよ!」
「あぁ」
金髪さんがそう返事をすると、渋々四人は出口へ歩き出した。
「お前も行くぞっ」
金髪さんはそう言うと私の腕を引っ張って無理やり立たせた。
「あ、はいっ・・。」
そして私達は部屋を後にした・・。