カラダ探し~第ニ夜~
『カラダを見つけたけど、棺桶に納める事ができなかった。ごめん』
伊勢が悲しむかもしれない。
そう思うと、当たりさわりのない、そんな言葉しか送る事ができなかった。
あのメールを送った後、伊勢からの返信はなかった。
本当の事は言えなかったけれど、カラダを棺桶に納められなかったという事でも、きっと怒っているのかな?
「カラダ探し」の時の伊勢は、すごく真剣だから。
それくらい、明日香の事が好きなんだね……。
私は伊勢の期待を裏切ってしまったんだ。
そう考えると、すごく辛くて、悲しくて。
ベッドから脚を下ろし、ゆっくりと起き上がった後に、自己嫌悪に陥り、頭を抱えた。
明日香のカラダが全部そろわなかったら、私のせいだ。
また溢れ出す涙を拭い、ため息を吐いた時だった。
私の体を優しく包み込むように、温かな物に抱き締められる感覚。
目から手を離し、それを確認すると……うちの学校の制服を着た誰かの姿。
心が安らぐような、良い匂いがする。
伊勢が悲しむかもしれない。
そう思うと、当たりさわりのない、そんな言葉しか送る事ができなかった。
あのメールを送った後、伊勢からの返信はなかった。
本当の事は言えなかったけれど、カラダを棺桶に納められなかったという事でも、きっと怒っているのかな?
「カラダ探し」の時の伊勢は、すごく真剣だから。
それくらい、明日香の事が好きなんだね……。
私は伊勢の期待を裏切ってしまったんだ。
そう考えると、すごく辛くて、悲しくて。
ベッドから脚を下ろし、ゆっくりと起き上がった後に、自己嫌悪に陥り、頭を抱えた。
明日香のカラダが全部そろわなかったら、私のせいだ。
また溢れ出す涙を拭い、ため息を吐いた時だった。
私の体を優しく包み込むように、温かな物に抱き締められる感覚。
目から手を離し、それを確認すると……うちの学校の制服を着た誰かの姿。
心が安らぐような、良い匂いがする。