カラダ探し~第ニ夜~
この変化に首を傾げながら、私は自分の部屋に戻った。
身支度を終わらせてキッチンに戻ると、お母さんが言ってたように、テーブルの上にはトーストとハムエッグ。
いつもより時間が早いから、椅子に座ってゆっくりと朝食をとる事ができる。
「はい、お弁当。美雪ちゃんも真冬ちゃんも残さないで食べてくれるから、お母さんうれしいわ」
ニコニコと笑顔で私を見てるけど……それは私じゃないよね。
いつも作ってたのは、真冬のお弁当だけだし。
「うん、ありがとう。全部食べるからね」
でも、それが嫌な訳がない。
無視をされ続けていた毎日を考えると、天と地ほどの差がある。
「カラダ探し」を終わらせても、この毎日が続くのなら……皆には悪いけど「呪い」を解かなくても良いと思ってしまう。
皿の上の料理を食べ終わり、席を立った私はお弁当をカバンに入れた。
「じゃあ……お母さん、行ってきます」
「いってらっしゃい。車に気をつけるのよ」
こんな会話も中学生の時以来だ。
身支度を終わらせてキッチンに戻ると、お母さんが言ってたように、テーブルの上にはトーストとハムエッグ。
いつもより時間が早いから、椅子に座ってゆっくりと朝食をとる事ができる。
「はい、お弁当。美雪ちゃんも真冬ちゃんも残さないで食べてくれるから、お母さんうれしいわ」
ニコニコと笑顔で私を見てるけど……それは私じゃないよね。
いつも作ってたのは、真冬のお弁当だけだし。
「うん、ありがとう。全部食べるからね」
でも、それが嫌な訳がない。
無視をされ続けていた毎日を考えると、天と地ほどの差がある。
「カラダ探し」を終わらせても、この毎日が続くのなら……皆には悪いけど「呪い」を解かなくても良いと思ってしまう。
皿の上の料理を食べ終わり、席を立った私はお弁当をカバンに入れた。
「じゃあ……お母さん、行ってきます」
「いってらっしゃい。車に気をつけるのよ」
こんな会話も中学生の時以来だ。