カラダ探し~第ニ夜~
最後のひとつを納めてから、美紀の「呪い」を解くための戦いが始まる。
それが、美子に教えてもらった私にしかできない事。
そう考えて、フウッとため息を吐いた瞬間……私は左腕をつかまれて、グイッと強引に後方に引っ張られてしまったのだ。
突然の出来事に、何が起こったか分からず、引っ張る力の方を振り返ってしまう私。
「相島ぁっ!!高広はどこにいやがる!!」
「ねえ……赤いのちょうだい」
袴田……私も「赤い人」を見たって知ってるはずなのに……。
ドンッ!と、胸に強い衝撃が走る。
私と袴田の間に現れた「赤い人」の腕が……私の心臓を貫いたのだ。
「チッ!結子……だましやがったのか!?」
私が倒れるより早く、つかんでいた腕を放して走り出した袴田。
目の前の「赤い人」は……さっきまでの美子ではなく、死の象徴とも言える悪霊……。
心臓も潰された私に抗う術などなく……床に崩れ落ちるまでに、「赤い人」に身体をバラバラにちぎられて。
どうか……今日はもうカラダを見つけないでと祈りながら床に倒れた時、私は死んだ。
それが、美子に教えてもらった私にしかできない事。
そう考えて、フウッとため息を吐いた瞬間……私は左腕をつかまれて、グイッと強引に後方に引っ張られてしまったのだ。
突然の出来事に、何が起こったか分からず、引っ張る力の方を振り返ってしまう私。
「相島ぁっ!!高広はどこにいやがる!!」
「ねえ……赤いのちょうだい」
袴田……私も「赤い人」を見たって知ってるはずなのに……。
ドンッ!と、胸に強い衝撃が走る。
私と袴田の間に現れた「赤い人」の腕が……私の心臓を貫いたのだ。
「チッ!結子……だましやがったのか!?」
私が倒れるより早く、つかんでいた腕を放して走り出した袴田。
目の前の「赤い人」は……さっきまでの美子ではなく、死の象徴とも言える悪霊……。
心臓も潰された私に抗う術などなく……床に崩れ落ちるまでに、「赤い人」に身体をバラバラにちぎられて。
どうか……今日はもうカラダを見つけないでと祈りながら床に倒れた時、私は死んだ。