★☆龍華学園☆★
あたしは小さい時のことを思い出した。
小さい頃、施設を抜け出してこの海に来て嫌なことや嬉しかったことを話して泣きたい時は一緒に泣いて、嬉しかった時は一緒に喜んでいた。
「思い出した。本当にこの場所??この海なの??あの頃のあたしには陽先輩が全てだった…。」
昔のあたしの気持ちを先輩に打ち明けていた。
あたしは言葉を続けて、
「あの頃、あたしが唯一信じられた人は、陽先輩しかいなかったー…ッ!!先輩が突然目の前からいなくなってあたしは誰も信じられる人がいなくなった…。
本当に陽先輩が帰って来てくれてよかった…
もぅいなくならないよねー…??」
あたしは今の不安と思っていることを先輩に打ち明けた。
次の瞬間に、あたしは陽先輩に抱きしめられていた。
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