★☆龍華学園☆★




コンコンッ!!バーンッ!!



ノックした瞬間、生徒会室に入って来たのはショートカットの似合う女生徒だった。



生徒会室は一瞬にして静かになり、全員が動きを止め、飛び込んで来た人を見つめた。



「いきなりゴメンなさい?どうしても生徒会の人達に協力して欲しくて…。飛び込んじゃった♪」



そんなことを言いながら微笑みを浮かべる彼女はモデルのようだった。


「あなたが高沢有里さんですね??ウーン……。確か貴女は家政部の部長では…??」



成宮先輩は、全生徒の名前と顔を把握しているらしく名簿を見なくても誰かわかるらしい。



「あ、知ってらっしゃるんですね??ではお話が早いわ。生徒会の皆様にモデルをやって頂きたいのです!!もちろん衣装はうちの部で準備させて頂きます。」



モデル!?!?
あたしもモデルするの!?
ムリムリムリムリ…。



「わかりました。しかし……、僕は当日もたくさんの仕事があるので無理なのですが…。」



「では、成宮様は仕方ないので一着だけで構いません。なので他の皆様には頑張って頂きます!!」









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