FIRST ♥ LOVE  ♡初恋♡
そこには何故か眼科医と脳外科の人が居た。                「栗城さんのことなんですが…」

「はい…」

「脳に腫瘍が見つかりました。」

「えっ!?しゅ…ようですか??」

翔太もあたしも言葉を失った。

「たぶんそれが理由で視力を失ったのでしょう。」

「それ(腫瘍)を取り除けば視力は回復するのですか??」

「可能としてはありますが…手術の成功の確率が…」
「そん…な」

翔太は体を震えさしている。

「無いとは言えませんが…少々低いです。」

「腫瘍は取らないといけないんですか??」

「海馬の近くに合ったからねぇ。」

「それってどういう意味ですか??」

「そのまま放っておくと記憶喪失になる可能性があります。」

「そんな…」

翔太は下を俯いて黙っている。

「瀧原先生〜梁沢先生〜」
眼科医の梁沢(ヤラサワ)先生と脳外科の瀧原(タキハラ)先生が看護士に呼ばれた。

「じゃあとりあえず、手術を考えといてね。後、部屋は最上階の905号室だから。」

そう言って、二人は一枚の紙を置いて行った。
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