FIRST ♥ LOVE ♡初恋♡
「あ…ヒッり…ッがと」
あたしは翔太の背中に抱きついた。
「何がなんでも行くぞ。」
「何が…なん…ッでも??」
「うん♪」
翔太はあたしをおぶってスタスタ歩いてく。
「重く…ない??」
「ん…重い…かな」
「翔太のばか!!」
「バカっっても。」
【バタン】
「いやぁぁ!!」
あたしは翔太に掴まった。
「もうそろそろだな…」
「ふぇッ…??」
「後もう少しだぞ。あとはこの廊下だけだ。」
あたしたちの前にはかなり長い廊下があって、小さく光が漏れてる。
この苦しみももう少しだ…
「よし歩け。」
「ぇぇぇえ゛!!」
そうしてあたしは翔太の背中から下ろされた。