FIRST ♥ LOVE  ♡初恋♡
何でもう弥瑠ちゃんと付き合ってるのよ!!!

あたしの事なんかどうでも良かったのかなぁ???

そう考えてると涙が出そうになった。

たしかに弥瑠ちゃんは可愛いし頭も良いし…

そのうえスタイルも抜群だし…勝ち目なんか一つも無いし…

ここは旧校舎だし泣いても良いか!!!

あたしは何かがぶちぎれたように泣き出した。

「うわぁぁん!!!…しょ…うた……」

すると………

「何で泣いてるの???」

優しそうな誰か知らない人が近付いて来た…

「あっ…あの…っ」

「俺は、神楽坂蓮(かぐらざかれん)蓮って呼んで???」

「あのっ…」

「君は茜ちゃんだろ???」

「なっ何で知ってるんですか???」

「そりゃぁあんな事したら名前は広がるよ。」

「そんなに広がってたんですか???」

「まぁ俺はここの付属大学だからね。」

「えっ大学生だったんですか???」

「えっ分からなかったの???」

「てっきりうちの高校だと思ってましたから。」

「そんなに俺幼いかなぁ???」

「えっ…」

「思ってたんだ…(笑)」

「そんな事は言って無いじゃ無いですか!!!」

「ねぇお腹空いてない???」

「いえっ空いてな」

【ぐぅぅぅウ…】

もの凄い音でお腹が鳴った。

「すいているみたいだね(笑)奢ってあげるよ。」

「…」

「大丈夫やましい事はしないから。」

そのままあたしは連れられて行った。




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