FIRST ♥ LOVE ♡初恋♡
あたしは蓮さんの車に乗っけてもらった。
「うわぁ蓮さんの車ってかっこいいですね。」
「そぉかなぁ???」
「だってお母さんもお父さんも外国に居るから…」
「そうなんだ!!!」
そういう風に蓮さんと喋っていたら…
「ここが俺のおきに入りの店なんだ…」
そこにはいかにも高そうな物を取り扱っていそうなお店が有った。
「あの…蓮さん???こんな高そうなお店…」
「良いんだよ!!親父が経営してるからタダだよ???」
「そうなんだ…じゃぁ蓮さんも料理が上手いんですか???」
「俺は継がないんだ。兄貴が継ぐから…俺は下手なんだ…」
「あの…ごめんなさい…」
【カランコロン♪】
なんだかレトロ不思議な気分になった。
『いらっしゃ…蓮じゃないの!!』
蓮さんのお母さんらしき人がこっちに来た。
「あら彼女さん???」
「…」
「母さん!!!この子は桐島茜さん、俺の後輩で友達なんだ。」
なぜか“友達”と呼ばれてショックだった。 「そうなの!?残念…こんな可愛らしいお嬢さんなら良かったのにねぇ」
「あぁ!!!もう母さんは奥に行ってくれよ!!!」
「はいはい…行きますよ…もうすこししたら料理出来るからね♪待っててね茜ちゃん♪」
「…ゴメンなこんな母さんで…」
「ううん…良いですね。」
「そうかなぁ???」
「そうですって!!!」
そんな風に言ってると料理が運ばれて来た。
「おいひぃ♪」
「良かった♪茜が喜んでくれて♪」
「ん???」
「いやなんでもないよ…」
そう言いながら黙々と食べた。