FIRST ♥ LOVE  ♡初恋♡

―――――茜――――――――――――――――――
バタバタ…バタバタ

「弥瑠!!!」

「あぁ茜か…翔太を返して欲しいの???」

「違う。あの紙…弥瑠でしょ。」

「どぉだった???出来映えまぁまぁだった???」

「やっぱり弥瑠だったのね。」

「えぇ。」

「なんでそんなこと……あたしは翔太と別れたし弥瑠が望んだことしたはずだよ???」

「気に入らなかったの。だって翔太いつも上の空だもんきっと茜のこと考えてると思う。だから茜が最低の女って聞いたらきっと嫌いになると思って。」

「最低!!!弥瑠ってそんなひとだったのね。」

「正直に言うわ、あたしは茜のこと大嫌いだったのよ。」

「え……」

「全ては翔太のため。これが正直だから。じゃ。」

そういって弥瑠は去っていった。

あたしはただぼーぜんと突っ立っていた。

「茜ちゃん!!!」
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