FIRST ♥ LOVE ♡初恋♡
「蓮さん………」
「ごめん、聞いちゃった。俺が昨日簡単にあんなとこに連れていったから……」
「そんなこと…蓮さんのせいじゃありません。」
「…………大変でしょ???あんな風になって…ごめん。」
「大丈夫ですよ♪♪」
「そうなの?!」
「はい。」
「じゃあちょっと付き合ってくれる???」
「何処に行くんですか??」
「まぁまぁ。」
蓮さんは笑顔をあたしに向けた。
《やたらと子供らしい人だなぁ。》
その時にはちょっとでもあなたを気になっていたのかもしれないね。
あたしは蓮さんの車に乗って何処かに連れてかれた。
{これは拉致じゃありません。}
「さぁ着いたよ。茜ちゃん。」
「何処なの??此処???」
「俺の秘密の場所。」
周りを見ると、あまり車は通ってなくて、空には沢山の星、下には沢山の家々の光があって、キラキラしてた。
「綺麗……」
「だろ??俺が見つけたんだ。俺が心を許したひとしか見せないんだ。」
でも…よく考えれば蓮さんはとてもかっこよくて、あきらさま彼女がいそう。
「か…彼女さんにも???」
「えっ!!彼女?!」
「居るんでしょ??」
「……」
居るんだ。 何故か涙ぐんできた。 好きじゃないのに。好きなのは翔太なはずなのに………
「……よ」
「ん???」
「居ないよ。つい最近別れたんだ。」
「そうなんだ。」
「でも……………」