FIRST ♥ LOVE ♡初恋♡
【ガチャ】
「結花璃。帰ってきたのか。」
あたしは結花璃が言うのをじっと待っていた。 「今日はお父様お母様にお話があって帰ってきました。」
「なんだ。」
「まずお父様にあんなことを言ってしまって本当にごめんなさい。言うつもりなんか無かったんです。」
「あぁ。そんなこと分かっているさ。」
「あと、婚約者探しの事なんですが―…」
「見つかったのか!?」
「いいえ。違います。」
「じゃあなんだ。」
「あたしの人生です。自分でゆっくりと決めたいんです。」
よし!!言った!!
「そうか…」
そこに結花璃のお母さんが入ってきた。
「あなた。結花璃の言うとうりにしませんか??あたしたちも結花璃を縛り付けていたのかもしれませんし…。」
「そうだな。結花璃を縛り付けていたのかもしれないな。」
「本当ですか!?ありがとうございます。お父様。」
「だがな…」
「はい…」
「せめて結花璃が20歳になるまでには婚約者を作って欲しい。」
「あと4年ですね。分かりました。」
「あぁ。」
また結花璃のお母さんが話してきた。