幼なじみがバスケ部に入った訳
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クリスマスが近づいて来て、
周りのカップルは『クリスマスの過ごし方』なんて考えていて、
相手が居ない人は意中の人への告白ラッシュ。
クラスの誰々が何組の誰々に告白するとか、
急にクラスの誰々が呼び出されて告白されたとか、
そんな噂が飛び回る。
「皆大変だね~」
机に頬杖をついて他人事のように言う私。
「あんた余裕そうだけど良いの?」
そう私に言うのは隣の席に座った紗理奈。
紗理奈は長い脚を組んで、長い髪を手でサラッと払った。
さっきまで他のクラスの男子に呼び出しされていた紗理奈。
それなのに落ち着いてて乙女の欠片もない彼女だが、
それは簡単。紗理奈は他校に中学時代から付き合う彼氏が居るから、
他から告白されても嬉しくないんだ。