幼なじみがバスケ部に入った訳
「え?紗理奈?」
「愛唯は橋本君と居るのが当たり前なんだ?」
そんな当たり前のことを言う紗理奈に私は首を傾げる。
だって幼馴染だもの。お隣さんだもの。
ずっと一緒だったのだから、ずっと葵が隣に居たのだから。
そんな私に対して、
紗理奈が次に言った一言が………
私の脳や心臓に焼付く。
「あんたずっと橋本君と一緒だったから、近すぎてわからなかったかもしれないけど…
橋本君も池田君と同格くらいモテるんだよ?
告白だって結構されているよ……
もし……もし橋本君に彼女が出来たら………愛唯はどうするの?」