幼なじみがバスケ部に入った訳
高校ではバスケ部に入る事無く、
気ままな帰宅部でいた。
何故か私と逆に、高校になってバスケを始めた幼馴染。
その幼馴染が入部したバスケ部の様子を見に来たのだけど、
まさかあんなにも……私が理想としていたシュートを、あんなに綺麗にする人が居るなんて……
池田君のシュートを初めて見た時から、
私の目線は彼に釘付けだ。
それからは毎日のように、幼馴染が部活を終えるのを待っている振りをして、
池田君のプレイを他の女子に紛れながら見る日々。
12月の、マフラーと手袋が手放せない今になっても変わらない。