幸せが訪れる日
「大丈夫?」



私の前に現れたのは、藤堂輝だった。



藤堂輝は同じクラスの男の子。



輝は女子からかなり人気でモテモテ。



私は輝とそんなに喋った事もないし



遊んだ事もない。



「うん、大丈夫。膝はすりむいたけど」



あはは、と私は笑った。



「血出てるじゃん、保健室行こ!!」



輝に手を引っ張られた。
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