『あたし』

【ないよう】

"むかしむかし
おおきないえに かわいらしいおんなのこすんでいました。



おんなのこのなまえはみちる。



みちるはおかねもちだったのでぱぱが
「がっこうにはいかなくてもいいよ」といったのでいきませんでした。




でも

あるひみちるはきづきました。




ひとりってさびしい…



みちるはぱぱにないしょでよるにおいえをとびだしました。


いえをでたすぐのべんちに

くろいろのぼうしに
くろいろのわんぴーすをきたおばあさんがすわっていました。

「どうしたのかな？おじょうちゃん。」

「だれかともだちになってくれるひとをさがしてるの。」


女の子がお婆さんと喋っている絵が文字の後ろに平行して現れる。絵本なのにまるで字幕映画を見ている気分。


「ともだちかい？そりゃあ、かんたんなことだねぇ。」

「かんたん？」


おばあさんはしょっているかばんのなかにてをいれてなにかをだしました


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